五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」 ℃-ute＠日本武道館
―℃-ute＠日本武道館―
HUSTLE PRESSでハロプロ関連のライブレポートを書いております、フリーアナウンサーの五戸美樹(ごのへみき)です。
ハロプロ界の6月のメインイベントといえば、℃-ute（キュート）の11周年！そして、ツアーファイナル！クオリティの高いハロプロの中でも、さらに一つ上の“格上感”をまざまざと見せつけてくれました。
今回は、「℃-uteコンサートツアー2016春 ～℃ONCERTO～」（コンツェルト）のファイナル@日本武道館のライブレポートです！！
―セクシー過ぎるオープニング―
ステージにはツアーの他公演と同じように、階段・階段を覆う赤い布、両サイドには巨大な赤カーテン、中央にこれまた巨大なシャンデリア。
照明で客席も真っ赤に照らされると、『℃maj9』（シーメジャーナインス）のハモリが聞こえてくる！そのまま『男と女とForever』で宝塚のトップのように階段を下り、イスに座ったり立ったり、その周りを帯同しているハロプロ研修生が羽を持ってあおぐ！豪華なナイトショーの始まりです！
続いて『人生はSTEP!』！階段が金色に光り、メンバーのタップダンスが光り輝く！腰の回し方も、目線の下げ方も、髪のかき上げ方も・・・なんてセクシー！なんてキレイ！見とれてしまいます。
さらに『羨んじゃう』ではパープルの照明に照らされ、研修生が踊りながら運ぶイスを使って、抜け感のあるオシャレなダンス！そして鈴木愛理ちゃんの「私は私」のささやき！
あぁ、生きていて良かった！これが今のハロプロ！これが今の℃-ute！日本中に知らしめたい！・・・大げさかもしれないけれどそんな事を思いました。
―℃-ute初トロッコ―
MCを挟んで、続いてはメンバーが分かれて歌唱。まず岡井・矢島チームによる『心の叫びを歌にしてみた』。ここで、メインステージからサイドに移動すると、℃-ute史上初めてトロッコで歌いながら移動！中央ステージで二人が重なり、入れ替わって、逆サイドから戻っていきました。
続いて、着替えた中島・鈴木・萩原チームによる『最高ミュージック』。３人もトロッコで中央ステージに移動し「生きてるだけでも最高だな」とはじける笑顔！
『大きな愛でもてなして』は、中央に鈴木／両サイドトロッコに中島・萩原／メインステージに矢島・岡井という位置からはじまって、曲中に全員中央ステージへ。
メインステージはそう使うのかという驚き＆動きのある演出が面白い！
―濡れた髪とバキバキの腹筋―
『都会の一人暮らし』は全員中央ステージで。間奏はカッコ良く、歌はこの上なく可愛く！『Kiss me 愛してる』は再びセクシーに！
衣装はメンバーカラーのワンピース、かと思ったら矢島舞美ちゃんは上下セパレートタイプで、チラッと見える腹筋が相変わらずバッキバキ！そしてこの時点で汗びっしょりで、濡れた髪からのぞく目線が、同性の私もドキッとする反則的な美しさ！
『Please, love me more!』で「愛してよ 全部全部」と訴えかけるように歌いあげながら再びメインステージへ。『ひとり占めしたかっただけなのに』は中島早貴ちゃんがますますキレキレのダンスに、悲しげな表情…。一曲ずつ全然違う顔を見せてくれます。
―バースデーサプライズ―
MCはまず岡井・中島・萩原で、三人でトーク。岡井千聖ちゃんが「明日が誕生日で22歳になる。安倍なつみさんが『22歳の私』を歌っていた時もっと大人に見えた」と話し、また、「これでも研修生から見たら大人っぽく見えるはずだ」という事で、研修生の秋山眞緒ちゃんがステージへ。
「藤本美貴さんみたいに怖い先輩じゃないから大丈夫」と客席を笑わせるさすがのバラエティ担当っぷりを発揮しながら、大人っぽいか聞くと、秋山眞緒ちゃんは「大人っぽいけど、リハーサルの時は子供っぽい、一番大人っぽいのは矢島さん」とこちらも笑わせてくれました。
タイミング良く矢島・鈴木ペアが登場し、MCを交代すると、研修生がこっそりバースデーケーキを運ぶ（この時声をあげない客席はさすがチーム℃-uteと舞美ちゃんも褒めてくれました）！全く気付かず岡井千聖ちゃんが再び登場し、客席も一緒になって「ハッピーバースデー」を歌いました。岡井ちゃんは「結婚式みたい。（三段ケーキは）高いでしょう」と彼女らしいリアクションで驚いていました。
鈴木愛理ちゃんから「22歳の22はニャンニャン。ポーズをとってほしい」というリクエストに、「愛理はニャンニャンだけど、岡井ちゃんはブーブーだよねって言われる」と嫌がりながら、“ニャンニャンポーズ”をとってくれました。
―幻想的なバラード―
ゆるっとしたMCから、雰囲気がガラッと変わり、『Summer Wind』へ。ステージ全体が青く照らされ、ふわふわの白いワンピースは細かく青色に光り、それはそれは幻想的。5人の美しい人魚が踊っているかのよう。
『夜風のMessage』はスクリーンに月が浮かび、矢島舞美ちゃんのソロに。だんだんと階段がスモークで覆われ、美しいダンス。今度は天女みたいな5人…。最後のポーズはそのままポストカードにしてほしいくらいでした。
『ルルルルル』は金色に照らされ、鈴木愛理ちゃんの伸びのある歌声が響く…極上のバラードに。『愛理ちゃん、生まれて来てくれてありがとう』と心の中でつぶやきました。
―スーパーダンスボーカルグループ―
早口言葉を言うVTRを挟み、またガラッと変わって今度は『Midnight Temptation』！フードつきのシルバーパーカーで、バックスクリーンはモノクロのアップ映像。これはカッコイイ！
そして“ハロステ”でおなじみのあのイントロから『デジタリック→0 (LOVE)』！萩原舞ちゃんセンターで、全員ヘッドセット＆蛍光色のメガネ！舞ちゃんのサングラスがこんな形で再びお目見えするとはビックリです。韓流女性アイドルが好きな方にもうけそうな、デジタリックな℃-ute！
またガラリと変わって『The Middle Management～女性中間管理職～』はさらにキレキレ！こんなお局だったらみんなついていきますよね！
―ぶち上がる!!―
ラストスパートは『悲しきヘブン』から。鈴木・岡井ペアの声がぴったり揃い、矢島・中島・萩原の髪を振り乱すダンスも目が離せない。『嵐を起こすんだ Exciting Fight！』はまさに嵐のようにスモークが立ちあがり、最近のライブの定番『情熱エクスタシー』で会場は“ぶちあがり”ました。スクリーンも電気が走るような映像で、こちらもビリビリきます。
スクリーンが影になるような演出から、『まっさらブルージーンズ』で中央ステージへ。連続して『Danceでバコーン！』！メンバーも客席も汗びっしょり！新旧のライブ定番曲がこうつながる！
ラストは『超WONDERFUL！』。階段は虹色に光って、スポットライトはぐるぐる回って、研修生が元気よく踊って、℃-uteは幸せいっぱいの笑顔で…こちらも無意識のうちに笑顔になって、嫌な事全部忘れさせてくれるキラキラした空間でした。
―アンコール―
翌日誕生日の“ちさとコール”＆緑のペンライトでいっぱいの会場はアンコールへと舞台を移すと、巨大なシャンデリアが光り、メンバー全員シルバーのドレスで、スタンドマイクを使いながら、『何故 人は争うんだろう？』。℃ONCERTOを代表するようなショー演出。あの素敵なMVそのまま。美しいLove&Peaceです。
そして『アイアンハート』。あの、メンバーで考えたという自由な振り付けが好きです。研修生含めて全員中央ステージに移動し、キャノン砲が撃ちあがり、ゴールドのリボンに囲まれ満面の笑み。曲中の集合写真＋メンバーからのメッセージがスクリーンに映し出されました。
ここで終わりかと思いきや、ダブルアンコールで『JUMP』！メンバーも会場も、どこを見てもジャンプジャンプ！大盛り上がりで大団円となりました。
―所感―
もっと大人っぽくなりたいと、MCで岡井千聖ちゃんが言っていましたが、もう彼女たちは立派な大人の、スーパーダンスボーカルグループです！！時にディナーショーのような雰囲気でジャズシンガーのように歌い、時に全盛期の少女時代のようにキレイな脚をそろえる…一方で、幸せいっぱいの笑顔で、元気いっぱいに走り回る…。色んな℃-uteが見られる素晴らしいセットリストでした。
ライブ音源ダウンロードカードが配られ、数曲をダウンロードできる新しい試みもありましたし、今年の℃-uteの日は2daysで、9月5日に日本武道館、9月10日にグランドプリンスホテル新高輪でコンサートが行われることも発表されました。
感想として、個人的に言わせていただけるならば、中央ステージの周りと客席の間が広くてアリーナが寂しく見えるのがもったいなかった(武道館側の問題かもしれない)のと、萩原舞ちゃんが遠慮しているように見えたので、某グループで1位になった子みたいにネタにするくらい堂々としちゃって良いんじゃないかとコッソリ思ったのと、岡井千聖ちゃんの療養について触れてもっと感傷的にしても良かったのかなぁなんて、あくまでも個人的に、思ったりしました。
矢島舞美ちゃんから「武道館は特別な場所」とありましたが、「武道館は当たり前」くらいになっていると思いますし、岡井千聖ちゃん復帰後、ますます光り輝くアーティストになられるよう、引き続き応援してまいります！
「℃-uteコンサートツアー2016春 ～℃ONCERTO～」ファイナル@日本武道館
M0 ℃maj9
M1 男と女とForever
M2 人生はSTEP!
M3 羨んじゃう
M4 心の叫びを歌にしてみた／矢島・岡井
M5 最高ミュージック／中島・鈴木・萩原
M6 大きな愛でもてなして（オリジナル）
M7 都会の一人暮らし
M8 Kiss me 愛してる
M9 Please, love me more!
M10 ひとり占めしたかっただけなのに
M11 Summer Wind
M12 夜風のMessage
M13 ルルルルル
M14 Midnight Temptation
M15 デジタリック→0（LOVE）
M16 The Middle Management～女性中間管理職～
M17 悲しきヘブン（オリジナル）
M18 嵐を起こすんだ Exciting Fight！
M19 情熱エクスタシー
M20 まっさらブルージーンズ（2012神聖なるVer.）
M21 Danceでバコーン！
M22 超WONDERFUL！
＜ENCORE＞
EN1 何故 人は争うんだろう？
EN2 アイアンハート
WEN JUMP（オリジナル）
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五戸美樹（ごのへ・みき）
生年月日：1986年4月9日
出身地：埼玉県
血液型：A型
【CHECK IT】
お茶の水女子大学文教育学部を卒業後、2009年にニッポン放送入社。アナウンサーとして「垣花正あなたとハッピー」中継レポーターや、ショウアップナイターなどの番組を担当し、2015年11月退職。2015年12月からエイベックス・マネジメント（株）に所属し、フリーアナウンサーとして活躍中。趣味はアイドル観賞（特にハロプロ）、野球・競馬観戦。特技はマラソン。
五戸美樹出演の「エクストリームBeauty」がTOKYO MXで16:30～17:00放送。スカパー！プレミアムサービス547ch・YouTube・ニコ生・AbemaTV FRESH!で16:30～17:30配信（17時までMXと同内容）。https://goo.gl/qLRAD9 いずれも毎週月曜日～水曜日。MC：伊倉愛美。
主にハロプロをゲストに呼ぶトーク番組「アイドルもういっちょ」出演中。（制作テレビ朝日、auヘッドラインで配信中）
詳しくは五戸美樹オフィシャルサイト
五戸美樹Twitter
五戸美樹Facebook
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